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2026.01.19技術情報

受託開発とは?生産委託との違いをわかりやすく解説

電子機器や制御装置の開発を検討する中で、
「受託開発」と「生産委託(製造委託)」という言葉を目にすることがあると思います。
似た言葉ですが、役割や依頼範囲は大きく異なります

本記事では、受託開発と生産委託の違いを整理し、
どのようなケースでどちらを選ぶべきかを解説します。

強み
   1. 受託開発とは?
   2. 生産委託(製造委託)とは?
   3. 受託開発と生産委託の違い
   4. どちらを選ぶべきかの判断ポイント
   5. スター電子が対応している受託開発の特徴
   6. よくある誤解
   7. まとめ

1.受託開発とは?

受託開発とは、製品やシステムの設計・開発そのものを外部企業に依頼することを指します。
電子機器分野における受託開発では、次のような工程が含まれることが一般的です。

■ 要件整理・仕様検討
■ 回路設計・基板設計
■ ソフトウェア設計(マイコン制御など)
■ 試作・評価
■ 量産を見据えた設計調整

つまり、「どう作るか」「どう動かすか」という開発の中身を担うのが受託開発です。
▶︎ 基板の受託開発についてはこちら

2.生産委託(製造委託)とは?

一方、生産委託(製造委託)とは、
すでに設計が完了している製品を作る工程だけを外部に依頼することです。
主に次のような内容が対象になります。
● 基板実装
● 組立
● 検査
● 量産製造

設計図・部品表・製造仕様書がそろっていることが前提となり、
生産委託先は「決められたものを、決められた通りに作る」役割を担います。

3.受託開発と生産委託の違い

項目受託開発生産委託
主な役割設計・開発製造
仕様検討含まれる含まれない
設計変更対応可能原則不可
試作大型外含まれることが多い含まれない場合が多い
技術提案あり基本なし

「設計から相談したい」のか、
「設計はできているので作るだけなのか」
ここが大きな分かれ目になります。

4.どちらを選ぶべきかの判断ポイント

受託開発が向いているケース
● 仕様が固まっていない
● 社内に設計リソースがない
● ハード・ソフトを含めて相談したい
● 試作から量産まで見据えたい

生産委託が向いているケース
● 設計はすでに完了している
● 図面・部品表が整っている
● 製造キャパシティだけを補いたい

開発初期段階であれば、
生産委託ではなく受託開発として相談する方がスムーズなケースが多くあります。

5.スター電子が対応している受託開発の特徴

スター電子では、電子機器・基板を中心とした受託開発において、
次のような特長があります。

■ 回路設計・基板設計から対応
■ 試作1枚からの小ロット対応
■ ハードウェアとソフトウェアを1社で対応
■ 量産を見据えた設計・製造連携

開発だけで終わるのではなく、
その後の生産工程まで見据えた開発を重視しています。

▶︎ 電子機器の一貫対応生産についてはこちら
▶︎ 小ロット・多品種対応についてはこちら

6.よくある誤解

「まず生産委託で相談しよう」と考えた結果、
実際には設計が不十分で進まない、というケースも少なくありません。

● 設計意図が伝わらない
● 製造側で判断できない
● 手戻りが増える

こうした場合、最初から受託開発として相談することで、
全体の工数やコストを抑えられることもあります。

まとめ

受託開発と生産委託は、目的と依頼範囲が大きく異なります。

  • 設計・仕様から相談したい → 受託開発
  • 設計済みのものを作りたい → 生産委託

どちらが正解というわけではなく、
開発フェーズに合った選択が重要です。

「これは受託開発になるのか?生産委託で足りるのか?」
判断に迷う場合でも構いません。
まずはお気軽にご相談ください。

この記事を企画・執筆した人

スター電子株式会社

スター電子株式会社

この記事は、スター電子株式会社が企画・執筆しています。当社の受託開発・受託製造・自社製品などの実績やお知らせ・関連コラムをご紹介しています。

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